ADHDグレーの僕が普通に働けない理由。社会に馴染めないのは、病気じゃなかった【構造で見る生きづらさ】

はじめに:「なんで、普通に働けないんだろう?」

「なんで、みんなあんなに当たり前のように働けるんだろう?」

ずっと、そう思ってました。
毎日会社に通って、時間通りに出社して、上司や同僚と会話して、残業もして、給料をもらって。

僕もそうなろうとしたんです。
でも、うまくいかなかった。

というか、そもそも正社員として働いた経験すらありません。

バイトや派遣、短期の仕事をいくつも転々としてきました。

いわゆる「ちゃんとした会社員のキャリア」には、一度も乗れたことがありません。

でも、誤解しないでほしいんです。

サボってたわけでも、やる気がなかったわけでもない。

むしろ、がんばってました。
人一倍まじめに、怒られないように、ちゃんとしようとしてました。

でも、結果はいつも同じ。

  • 忘れ物をする

  • 指示を聞き漏らす

  • 気を張りすぎて途中で潰れる

  • 周りについていけない自分に落ち込む

最終的には、体調を崩して辞めるか、「戦力外」のような扱いをされて終わる。

そんな経験を、何度も何度も繰り返してきました。

これは努力不足の話じゃなかった

正直言うと、長い間、自分のことを「ダメなやつ」だと思ってました。

だって、周りは普通に働けてるんです。
8時間集中して、タスクをこなして、上司の指示にもちゃんと応えてる。

それができない自分は、「根性がない」「だらしない」「責任感がない」

そんなレッテルを自分で貼って、自分で傷ついていました。

でも、ある時、ふと気づいたんです。

これは、自分のせいじゃないかもしれないって。

「ADHDグレーゾーン」という言葉に出会って

僕はADHD(注意欠如・多動症)と診断されたわけではありません。

でも、いくつかの心療内科やカウンセラーで、こう言われたことがあります。

「限りなくADHDに近い特性を持ってますね」

つまり、「診断はつかないけど、日常に困りごとはある」
いわゆる グレーゾーン と言われる状態です。

具体的にはこんな感じ

  • スケジュールを覚えられない

  • 忘れ物や失くし物が頻繁にある

  • 一つのことに集中できない

  • 周囲の音や人の動きが気になって、注意が逸れる

  • 小さなことでパニックになったり、気力が切れたりする

こういう特性は、パッと見では分かりません。
「普通そうに見える」からこそ、理解もされにくい。

そして、職場の中では…

  • 「要領が悪い」

  • 「社会人としてありえない」

  • 「ミスが多い人」

と判断されてしまう。

でも、これって本当に僕個人の問題なんでしょうか?

「社会の構造」が、僕らを潰すようにできていた

あるときから、僕はこう考えるようになりました。

これは、僕がダメなんじゃない。
社会のほうが、ある前提で作られてるだけなんじゃないか?

たとえば、こういう前提です。

  • 時間通りに動ける

  • マルチタスクができる

  • 空気が読める

  • 指示をすぐ理解して動ける

  • 忘れ物をしない

これらをできて当たり前として作られた職場や社会。

そこに、ちょっと脳の特性がズレている人間が入ったら、そりゃ摩擦が起きますよね。

例えるなら、ピラミッドの穴に、無理やり球体を押し込もうとしてるようなもの。

入らないのは当然なんです。
でも、社会はそれに気づかない。

だから、うまく入らない僕らを「変形して合わせろ」と責めてくる。

僕らは「自分が悪い」と思って努力し続けるけど、実はその努力は「間違った設計の中で空回りしてる」だけだったんです。

第2章:「どんな職場でも、しんどくなった」共通していたある違和感

働くたびに、うまくいかない。

努力しても、気をつけても、注意されないように必死にやっても、なぜかいつも「同じようなところ」でつまずいてしまうんです。

当時の僕は、職場を変えれば解決すると思ってました。

「向いてる仕事があるはずだ」と信じて、いろんな職場を転々としたんです。

でも、結果は、どこも似たり寄ったり。

仕事の内容は違っても、感じるしんどさの質は同じだったんですよね。

そのことに気づいたとき、僕の中でようやく「これは構造の問題かもしれない」と腑に落ちたんです。

▷ 製造業:ルールと手順に縛られて、動けなくなる

あるとき、派遣で工場勤務をしたことがあります。
製造ラインでICチップを扱う仕事。ミスが許されない繊細な工程でした。

最初は「単純作業だし、自分にもできるかも」と思っていました。

でも実際にやってみると…

  • 指示が多すぎて、頭が真っ白になる

  • 手順を覚えても、途中で一つ飛ぶと全部飛んでしまう

  • 注意されるとパニックになって手が止まる

「注意される」=「怒られる」=「自分はダメだ」と即座に思ってしまって、その場に立っているだけで、身体が固まるような感覚がありました。

結果的に、ラインを止めてしまったこともあります。

そのときの「みんなの視線」が怖くて、次の日から職場に行けなくなりました。

▷ 接客業:臨機応変に動けないプレッシャー

別の時期には、飲食店でホールの仕事も経験しました。

接客って、動きながら色々なことを同時に考えなきゃいけないんですよね。

  • 注文を取りながら、キッチンと連携して

  • 同時に3つのテーブルの状態を把握して

  • お客様の表情も見ながら、タイミングよく対応する

これ、今でも「人間にこんなマルチタスクできるの?」と思います。

僕にとっては、同時並行で複数のことを処理するというのが、ものすごく苦手なんです。

忙しくなってくると、もう頭の中が「真っ白な砂嵐」みたいになります。

  • 注文を取り間違える

  • 呼ばれても反応できない

  • 何度も同じことで怒られる

やがて「誰とも話したくない」「店に入るのが怖い」という気持ちになり、最終的には、「次のシフト、出られません…」とだけ伝えて、辞めました。

▷ 整体業:人との距離が近すぎて、感情が混ざる

これはちょっと特殊な職場かもしれません。

整体院を20代から開業しました。

1対1で向き合う仕事。

お客様の体調や気持ちに、丁寧に寄り添う必要がある現場でした。

最初は、「人の役に立てるかも」と思って前向きだったんです。でも、徐々にわかってきたんですよね。

相手の感情が、そのまま自分に乗り移ってくる。

  • お客様が疲れていると、自分までどっと疲れる

  • 体の不調を聞くだけで、なぜか自分も重たくなる

  • 元気にふるまっていても、どこかで感情が擦り切れていく感じ

会話が続かなくなったり、急に無言になってしまったり、「なんでうまく話せないんだろう?」と悩んだ末、鬱になり、閉業しました。

すべての職場に共通していた「見えない壁」

ここまでで紹介したのは、あくまで一部。

この他にも、コンビニ店員、ピッキング作業員、食品加工の工場、などいろいろ経験しました。

でも、どこに行っても感じる共通の違和感があったんです。

  • 頭が情報についていかない

  • 言われたことを覚えきれない

  • 空気を読まなきゃいけないことに疲れる

  • 小さな失敗でも、自分を責めすぎて動けなくなる

それでも、「ちゃんとやらなきゃ」「もう迷惑かけたくない」と頑張る。
でも、また同じことで怒られる。

この繰り返しが、心をすり減らしていきました。

たどり着いた構造の視点:問題は職場じゃなかった

ある時ふと、気づいたんです。

僕は「職場ごとに違う理由」でしんどくなってたんじゃない。

全部の職場で、似たような苦しさを感じてたんだって。

この気づきが、僕の中での転機でした。

それまでは、

  • 「もっと楽な職場を探せばいい」

  • 「今度こそ自分に合う場所があるはず」

と思って転職を繰り返してきたけれど、そうじゃなかった。

問題は「職場の内容」じゃなく、もっと根本的な、構造のミスマッチだったんです。

「合わない構造の中で頑張る」と、人は潰れる

社会は、こうあってほしい人間像を基準に作られています。

  • 忘れない人

  • 空気が読める人

  • 一度言えば理解できる人

  • 感情をコントロールできる人

  • 同時に複数のことがこなせる人

僕は、たぶんこのどれにもあんまり当てはまらない。

だから、どんなにがんばっても、「その構造の中では、うまく働けない」んです。

努力しても空回りするのは、設計が合ってない場所で動こうとしてるからなんだ。

この視点にたどり着けたことで、僕はやっと、「自分を責めなくていい」と思えるようになりました。

第3章:「僕たちは壊れてるわけじゃなかった」構造から見ると、見える景色が変わる

正社員になれなかった自分。
どんな仕事も続かなかった自分。
社会の中で「普通に働く」ことができなかった自分。

そんな僕はずっと、自分を責めていました。

「根性が足りないんだ」
「もっと頑張れば、人並みに働けるはず」
「自分が社会に適応できないのは、甘えてるからだ」

でも、それって本当にそうだったんでしょうか?

▷「社会の前提に、自分が合っていないだけだった」

ある時ふと、ひとつの例えが頭に浮かびました。

ピラミッド型の穴に、丸い球体を無理やり押し込もうとしているような感覚。

球体の形がどんなに綺麗でも、
ピラミッドの穴には入らない。

でも、押し込もうとする側は「ちゃんと努力しろ」「もっと削れ」「形を変えろ」と言ってくる。

やがて球体は削れて、いびつになって、丸さを失っていく。
それでも入らないと、「お前の形が悪い」と言われる。

でも、本当は違うんですよね。

入らないのは、構造が合っていないだけ。

球体が悪いわけじゃない。
ピラミッドの穴が悪いわけでもない。

「ただ、合ってない」それだけのことだったんです。

▷「社会の型」から外れていることは、壊れていることじゃない

社会の中で普通に働ける人というのは、ある種の「思考特性」や「脳のパターン」を持っている人たちです。

  • スケジュールを管理できる

  • 長時間座って集中できる

  • 空気を読んで、会話を円滑にできる

  • 忘れ物をしない、段取りを間違えない

  • 感情を制御して、合理的に動ける

こうした特性にフィットした人たちにとって、会社や職場という構造は居心地の良いものとして機能する。

でも、ADHDグレーのような特性を持つ僕らにとっては、その構造が、まるで罠のように働いてしまう。

合わない構造の中で「普通に働こう」とすればするほど、自分がどんどん歪んでいってしまう。

それは、能力の問題でも、性格のせいでもない。
ましてや、病気だからでもない。

▷「設計が合ってないだけ」この視点が、僕を救った

この「構造のズレ」という視点を持ったことで、僕はようやく、自分を責めることをやめられるようになりました。

「壊れているわけじゃなかったんだ」

「ただ、今までの場所が合ってなかっただけだったんだ」

この気づきは、ものすごく大きかった。

だってそれは、自分という存在を修正の対象から、尊重の対象に変えることだからです。

今までは、「どうやって自分を矯正するか?」ばかりを考えていた。

でもこれからは、「どうすれば、自分に合う構造を選べるか?」を考えられるようになった。

自分を無理やり社会に合わせるのではなく、
自分の特性に合う新しい選び方をしていい。

その視点に立つだけで、少しずつ呼吸がしやすくなっていったんです。

▷自己否定の終わりは、「環境否定」ではない

ここで誤解してほしくないのは、社会のことを悪く言いたいわけじゃないということ。

社会がダメなわけでも、企業や職場が悪いわけでもない。
ただ、設計の基準が、僕らに合っていないだけ。

だからこそ、僕たちには選択肢が必要なんです。

  • 自分の特性に合った環境を探す

  • 合わない場所からは距離を取る

  • 「働き方」をカスタマイズしていく

「自分を壊して合わせる」んじゃなくて、
「構造のほうを選び直す」という視点。

その視点を持つことができれば、僕たちはもっと健やかに、もっと自然に、生きていける気がしています。

第4章:「合う構造に乗る」それだけで、生きやすさは大きく変わる

「ただ合ってなかっただけ」

その視点を手に入れてから、僕は少しずつ、合う構造というものを探すようになりました。

とはいえ、いきなり人生が好転するわけではありません。

むしろ最初は、「そもそも合う構造って何だよ……」という状態でした。

でも、ひとつずつ確かめていくうちに、少しずつ見えてきたことがあります。

▷「向いてる仕事」を探すんじゃない。「合わない前提を外す」

たとえば、以前の僕はずっとこう思っていました。

「自分にも向いてる仕事があるはずだ」
「合う職場を探しさえすれば、うまくいく」

でもそれって、職種探しにフォーカスしてるんですよね。

  • 工場ならできるかも

  • 接客じゃなければ大丈夫かも

  • 在宅ワークなら…

もちろん、仕事内容も大事なんですが、僕にとってもっと重要だったのは、

「社会の前提」から距離をとれるかどうか?でした。

社会にある当たり前が、自分の苦しさの根源だったから。

だから、その前提が緩い環境のほうが、はるかに楽に生きられたんです。

▷ 僕が手放した「合わない構造」の正体

僕がこれまでいろんな仕事を経験してきて、「あ、ここがしんどさの正体だったのかもしれない」と感じた構造が、いくつかあります。

それは、職種そのものじゃなくて、その職場に当たり前のように存在していたルールや空気でした。

まず一つ目は、固定の出勤時間

「毎日決まった時間に出勤する」というだけで、僕にとってはものすごくハードルが高かったんです。

朝の支度の段取りが頭に入らない。時間を気にするほど焦って失敗する。

結果、遅刻しそうになって自己否定スイッチが入り、パニックになって何もかもが崩れる。

「たった5分の遅刻」で、心の中は1日中大嵐、なんてこともよくありました。

次にキツかったのが、複数のタスクを同時に処理すること

ひとつの作業に集中していたはずなのに、横から声をかけられたり、別の指示が入ったりすると、頭の中が一瞬で全部ゼロになる感覚になるんです。

何からやればいいのか分からなくなって、結果、どれも手につかない。

気がつけば、立ち尽くして注意される、、そんなことの繰り返しでした。

あと意外と見落とされがちなのが、「口頭での指示」です。

誰かに説明されても、その場では「わかりました」と返せるんです。

でも、数分後には「あれ?なんて言ってたっけ…」と記憶がぼんやりしてる。

メモを取ろうとしても、会話のスピードに追いつけず、書き終わった頃にはもう次の指示に移っていて、焦るばかり。

「なんで聞いたことをすぐ忘れるの?」と責められるたびに、自分の脳に対して申し訳なさすら感じるようになっていました。

そして地味にしんどいのが、空気を読む前提の職場

マニュアルには書かれていない「察し」や「暗黙のルール」が多くて、何が正解かわからないまま動いていると、「なんで気づけないの?」「普通はこうするでしょ」と裏目を引いてしまう。

常に、正解のないクイズに参加させられてるような感覚で、職場にいるだけでずっと神経がすり減っていました。

最後に、思った以上に消耗したのが、「感情のコントロールが前提」になってる環境です。

接客業や対人職の現場では、「笑顔で」「明るく」「元気に」という感情の演技が求められます。

でも僕は、体調や気分のブレが顔に出やすくて、無理にテンションを上げると、それだけでどっと疲れてしまう。

「笑ってる自分」に中身が追いついてない状態が続くと、心のどこかで「自分が自分じゃない」みたいな気持ちにもなるんですよね。

こういう小さな違和感たちが積み重なって、いつの間にか「働く=しんどいもの」という固定観念になっていたんです。

でもそれって、僕がダメな人間だったからじゃない。

構造が、ただ合っていなかった。

それに気づけたことで、ようやく頑張り方を間違えてたことに気づけました。

▷「緩やかな構造」の中で、初めて息ができた

じゃあ逆に、「合う構造」とはどんなものか?

まだ明確な答えが出たわけではありませんが、僕の中で「これなら無理なく続けられそう」と思えた働き方には、こんな共通点がありました。

✅僕にとって合う構造の特徴

  • 働く時間を自分で選べる

  • 指示が文字で残る(チャット/マニュアル)

  • ミスが即ペナルティにならない

  • 一人で作業できる時間が多い

  • 人間関係が「役割ベース」でシンプル

  • 感情の演技を強要されない

つまり、注意力や空気を読む能力を前提にしていない構造ですね。

僕は今、そうした仕事の中で、少しずつ経験と自信を積み直しています。
完璧じゃなくていい。長時間じゃなくていい。

でも、「ちゃんと呼吸できてる」と思える。

それだけで、心はずっと軽くなるんです。

▷「能力」ではなく、「構造の相性」で見つける

ここで伝えたいのは、

「あなたに能力がない」のではないということ。
「能力が発揮されない構造にいた」だけかもしれないということです。

たとえば、パズルのピースを想像してみてください。

いくら綺麗な形でも、違う場所に無理やり押し込んだら合わない。

でも、ちゃんとハマる場所があると、そのピースは機能する。

僕たちの「特性」も、それと同じです。

  • 忘れっぽい? → 細かい管理が不要な環境なら気にならない

  • 一つに集中できない? → 発想が豊かで、柔軟性が武器になる

  • 会話が苦手? → テキストベースのやり取りならスムーズにできる

環境が変わるだけで、「短所」が「ただの特性」になっていくんです。

▷「合う構造を探していい」という許可

最後に、これだけは声を大にして伝えたい。

あなたは、合う構造を探していい。

「もっと頑張れ」じゃなくて、「合う構造を見つけよう」のほうが、よっぽど建設的です。

あなたは壊れてなんかいない。
合ってなかっただけ。

その視点を持てただけで、僕は社会に潰される側から、選び直す側に立つことができました。

第5章:あなたも、「合う構造」を探していい

僕がビジネスを始めて、生きやすくなった理由

昔の僕はずっと、「どうやったら普通の働き方ができるようになるんだろう?」
って悩んでました。

朝決まった時間に出社して、与えられた仕事を、決められた通りにこなす。

できてる人を見ると、すごく羨ましかった。

「自分もちゃんとしなきゃ」「甘えてるのかもしれない」

そうやって、自分を責め続けてきた。

でも、どんなに努力しても、うまくいかなかったんです。

▷あるとき、問い直したんです。「構造がそもそも合ってないのかも」と

それまで僕は、「自分を正すことで社会に適応しよう」としていました。

でも本当は、社会の構造に合ってないだけだった。

朝が弱いのに毎日早起きが前提の職場。
感覚が敏感なのに、大勢の中で働く空間。
記憶が曖昧なのに、会話だけで指示される仕事。

そういう場所で、頑張っても壊れるのは当たり前でした。

▷「自分に合う構造に変える」ことを選んでみた

そこから、働き方そのものを見直すことにしたんです。
正社員じゃなくていい。通勤しなくていい。上司もいない。

僕は、自分でビジネスを始めました。

と言っても、最初からうまくいったわけじゃありません。

動画も発信も、商品作りも、最初は全部テンプレに頼りました。

  • 「こうやれば売れる」

  • 「この型でやれば伸びる」

  • 「とにかく毎日発信しろ」

言われた通りに3年間、愚直にやりました。

動画250本。フォロワー4000人。LINE300人のリスト。
数字は増えた。成果は出た。

でも、中身が空っぽだったんです

発信してるのに、自分がいない
売れてるのに、まったく嬉しくない
「俺、誰の人生を生きてるんだ?」と問い続けていました。

▷そしてある日、全部を消しました

数字もリストも、SNSも、ブログも。
「このままじゃ壊れる」と思って、ゼロに戻したんです。

怖かったですよ。でも、どうしても自分を取り戻したかった。

そこからは、「正しさ」じゃなくて「構造」で選ぶようにしました。

  • どんな仕組みなら、自分は壊れずに続けられるか?

  • どんな働き方なら、テンプレに頼らずに言葉を出せるか?

  • 売上じゃなく、納得が残る仕事って、どんな形か?

少しずつ問い直して、自分の言葉、自分の働き方、自分の構造を取り戻していきました。

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  • 数字は出るけど、自分がいない

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この記事の執筆者

鎌田 雄大

18年にわたり自営業として整体院経営・物販業を経験。

その後ネットビジネスの世界に入り、SNS等で一定の認知を得るも、「ノウハウに囲い込まれる構造」への違和感から、既存の発信基盤をすべて手放し、知名度ゼロの状態からブログとメルマガのみで事業を再構築。

「テンプレで成果は出るが、問いを失う」という価値観のもと、単なるノウハウ提供ではなく、読者が「問いを持ち、自分の構造を見直し、自立して卒業していくこと」を支援の軸に据える。

元・ノウハウ依存/自己否定ループ経験者
現・問い直す力の再設計者
思索と実践のあいだで構造から動き出す言葉を紡ぐ

支援の最終目的は、「誰かに教わらなくても動ける自分に還ること」
それが、根底にある一貫した思想です。

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